寡婦家庭で大学進学時に資金援助受け…米在住の男性、市に10億円の「恩返し」

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 神奈川県逗子市は17日、市出身者から現金10億円の寄付の申し出があり、大学就学のための給付型奨学金制度を創設する議案を25日開会の市議会に提出すると発表した。

 市によると、今月10日に寄付を申し出たのは、40歳まで同市で暮らし、現在は米国在住の渡辺利三さん(72)。寡婦家庭だった渡辺さんが大学進学の際に教育資金援助を受けたことから、市に何か恩返しができないかを考えていたという。

 渡辺さんは留学後に外資系企業に就職。56歳で引退すると教育財団事業に取り組み、現在は若者への留学支援などを行っている。

 渡辺さんは、経済的理由などで修学困難な学生に給付することなどを市に要請。市は今後、財団を設立し、寄付金の運用益で奨学金を給付する。同市に1年以上住み、世界レベルの教育研究を行う大学などで学んでいることが条件で、成績次第では打ち切りもある。年度内に募集を始め、面接などを経て7月頃に給付対象者を決める。初年度の奨学生は5人で、年間72万円を給付する予定。

 この日の定例記者会見で桐ヶ谷覚市長は「給付型奨学金は、コロナで進学をあきらめる学生の励みになる。渡辺さんの意思を大切にして、制度を長く残していきたい」と話した。

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