メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
出雲大社(島根県)の

現場は、宗教法人「出雲大社函館教会」から派生した団体「千葉総国講社」の敷地内。県警の捜査員や千葉市産業廃棄物指導課の担当者ら約20人が25日午前、ショベルカーを使って神殿周辺を掘り、産廃とみられる大量のコンクリート片や砕石などを確認した。
同講社によると、神殿の建設工事は同市中央区の建設会社「鈴木建設」が請け負い、工期は2019年2月~同年10月。総工費は9500万円だった。
産廃の存在が浮上したのは昨年9月頃。敷地内に置かれていた土のうが崩れ、中から固まったコンクリート片などが見つかった。同講社から相談を受けた県警と市が2月4日、現地を調査し、産廃とみられるものを確認した。市は同日、鈴木建設に搬入の経緯を記した報告書を提出するよう行政指導をした。
同講社の大世話人(74)は「神様がまつられている場所に不法投棄するなんて言語道断」と憤る。鈴木建設の担当者は本紙の取材に対し、「あくまでも第2期工事に向けた地盤強化のためにコンクリート片などを埋めた」と話した。