もとは丁字路、新道開通で十字路になり抜け道に…「危険な通学路」へ一変

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 子どもたちの安全を脅かす「危険な通学路」が、全国各地にまだ1万数千か所以上あることが判明した。保護者らの不安の声で浮かび上がった場所も多く含まれており、全国の警察や省庁が対策を急ぐ。

道路事情が変化

 26日夕、長野県佐久市の市道交差点。黄色いヘルメットをかぶった下校中の小学生が、列をなして道路を横断していた。

幹線道路の抜け道で、スピードを出した車が行き交う交差点。危険な通学路の対策として「歩車分離式信号」を整備する(26日午後、長野県佐久市で)=守谷遼平撮影
幹線道路の抜け道で、スピードを出した車が行き交う交差点。危険な通学路の対策として「歩車分離式信号」を整備する(26日午後、長野県佐久市で)=守谷遼平撮影

 交差点は市立野沢小学校の通学路で、近くの児童館につながる。もともとは丁字路だったが、昨年4月、新しい道路が開通して十字路に変わった。その後、幹線道路の抜け道として利用されるようになり、交通量が大幅に増えた。

 「孫の通学路なので、車の通行が増えて心配」。近所の主婦(61)がそう表情を曇らせる。交差点には頻繁に右左折の車が進入し、スピードを出して直進していく車も多い。

 同校が今春、保護者を対象に行ったアンケートでも、「子どもが車に突っ込まれそうになった」「スピードを出す車が多い」などと不安の声が相次いだ。同校からの要望を受け、県警は、車と歩行者の青信号のタイミングを分ける「歩車分離式信号」の導入を決めた。

 山崎智之教頭(48)は「事故が起きてからでは遅い。歩車分離式信号になると、ドライバーの利便性は下がるかもしれないが、子どもの安全確保のために理解してほしい」と訴える。

 警察庁は、1万数千か所ある危険な通学路のうち、佐久市の交差点を含む約1900か所について、今年度の補正予算で道路標識や信号機の設置、横断歩道の整備などを先行して進める方針だ。

残り:761文字/全文:1572文字
読者会員限定記事です
新規登録ですぐ読む(読売新聞ご購読の方)
無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2551841 0 社会 2021/11/27 05:00:00 2021/11/27 05:52:54 2021/11/27 05:52:54 地元では危険とされる交差点で、信号待ちをする下校中の小学生たち(26日午後3時38分、長野県佐久市で)=守谷遼平撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211127-OYT1I50002-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)