老朽化で撤去される観覧車、支柱部分残し「新しい遊具」に…滑り台と組み合わせ整備へ

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 老朽化のため撤去される予定の武生中央公園(福井県越前市)の観覧車が28日、運転最終日を迎えた。43年にわたって市民に親しまれてきただけに、名残を惜しむ人たちが大勢訪れた。公園では、最後のイベントとして企画されたコンサートや伝統舞踊のパフォーマンスが行われた。

観覧車をバックに菊傘踊りを披露する武生商工会議所青年部のメンバー(越前市で)
観覧車をバックに菊傘踊りを披露する武生商工会議所青年部のメンバー(越前市で)

 観覧車は、菊の花で公園を彩る祭り「たけふ菊人形」の事業の一環で1978年に設置された。老朽化し、維持費用がかさむことなどから、公園の再整備に伴い取り壊しが決定。公園を指定管理する民間の共同事業体「越前パークス」が、最後の3日間に実施するイベントの企画案を募っていた。

 28日は朝から晴天に恵まれ、公園は家族連れらでにぎわった。午後には武生商工会議所青年部のメンバーが市の伝統舞踊「菊傘踊り」を披露。踊りを終えると、来場者と一緒に和傘を持って、「サヨナラ」の人文字を作った。

 観覧車のそばには、地元の仁愛大の学生が企画したメッセージボードが設置された。降りた人は、「母親になって、子どもと乗れてよかった」「家族みんなで何回も乗りました」などと書き込んでいた。

 家族で訪れた会社員男性(40)は、「観覧車が自宅から見えて、3歳ぐらいの頃から毎年乗ってきた。今日は『今までありがとう』という気持ちで乗った。最後に家族で乗れてよかった」と笑顔だった。

 観覧車は今後、市ゆかりの絵本作家、かこさとしさんの作品「コウノトリのコウちゃん」のイラストが描かれた支柱部分を残し、滑り台などと組み合わせた新しい遊具に整備される予定。

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2558743 0 社会 2021/11/30 10:01:00 2021/11/30 10:06:49 2021/11/30 10:06:49 観覧車をバックに菊傘踊りを披露する武生商工会議所青年部の人々(越前市で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211129-OYT1I50054-T.jpg?type=thumbnail

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