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焼津漁協職員らがカツオを数十年前から横流し、見返りに現金受け取り職場旅行も…組合長謝罪

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 静岡県焼津市の焼津漁業協同組合は29日、漁協職員らが魚市場に水揚げされたカツオを数十年前から横流ししていたと発表した。県に調査報告書を提出した後、漁協で記者会見した西川角次郎組合長(82)は「大切な漁獲物を預かる魚市場としてあってはならない。全国の漁業者に迷惑をかけた」と謝罪した。

記者会見で謝罪する焼津漁協の西川角次郎組合長(右から2人目)ら漁協幹部(29日、静岡県焼津市で)
記者会見で謝罪する焼津漁協の西川角次郎組合長(右から2人目)ら漁協幹部(29日、静岡県焼津市で)

 市によると、焼津漁港の海産物の水揚げ額と冷凍カツオの水揚げ量はいずれも国内1位だという。

 この問題を巡っては「極洋水産」(同市)所有の冷凍カツオ4・4トン(104万円相当)を、地元の水産加工会社、運送会社の元幹部ら関係者5人が共謀して盗んだとして、静岡地検が今月16日に静岡地裁に窃盗罪で起訴した。漁協職員が運送会社の社員らに指示し、水揚げしたカツオの一部を計量せずに運び出し、水産加工会社が自社の所有と偽っていたとされる。

 漁協は事件を受け、弁護士ら6人による調査委員会を設置。全職員116人と退職者8人から聴取したほか、無記名のアンケートなどを通じて独自に調査した。

 報告書によると、立件された事件のほかにも、数十年前から職員が関与する窃盗が繰り返されていたことが判明。約10年前までは横流しした見返りに現金を受け取り、職場旅行の遊興費や忘年会や新年会の費用にあてていたことも分かった。

 ただ、横流しが行われていた具体的な期間や、関係者の人数、被害額などは解明されず、記者会見で漁協側は「強制的な捜査権がなく、記憶に基づく口述調査で、限界があった」と説明した。

 報告書について、極洋水産の代理人、河村正史弁護士は読売新聞の取材に対し、「損害を誰にどれだけ与えたのかわからないので、きちんと明らかにしてほしい」と訴えた。

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2557549 0 社会 2021/11/29 20:08:00 2021/11/29 23:01:22 2021/11/29 23:01:22 会見で頭を下げる焼津漁協幹部ら(29日午後2時32分、焼津市の焼津漁業協同組合で)=栗山泰輔撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/11/20211129-OYT1I50112-T.jpg?type=thumbnail

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