元准教授、論文4本で盗用…書き写し・承諾なく共著者に

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 鳥取大は7日、農学部の男性元准教授(30歳代)が発表したカニ殻に含まれる「キチン・キトサン」の効用に関する4本の論文で盗用があったと発表した。元准教授は3月に一身上の都合を理由に退職しているが、盗用は認めており、今後、処分を検討する。

 鳥取大研究推進課によると、昨年10月に「准教授に盗用の疑いがある」という内容の告発メールが届き、理事や学外の弁護士ら8人からなる調査委員会を設け、同12月から今年10月にかけて調査していた。

 その結果、元准教授が2014~16年に執筆したキチン・キトサンに関する先行研究を集めて体系化し、テーマの現況や展望を示すための論文4本で不正が判明。過去に他の研究者が書いた論文の表現をほぼ丸ごと書き写したり、承諾を得ないで他の研究者を共著者に加えたりしていた。調査委の聞き取りに対し、元准教授は「パソコンの横に過去の論文を置いてタイプした」と弁明したという。論文は学術誌に発表されており、取り下げるよう勧告した。

 同課は「執筆マナーの周知徹底と、盗用を防止する検索ツールの活用を促すことで再発防止に努める」としている。

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