大雪での立ち往生、ハイテクで防げ…AIや人工衛星活用

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 大雪による車の立ち往生への対策で、人工衛星やAI(人工知能)を活用する試みが始まっている。立ち往生は交通への大きな支障はもちろん、雪に埋まった車内で人が亡くなるケースにもつながる。しかし、除雪作業員は高齢化で人手不足が深刻になりつつあり、先端技術を活用することで迅速な対応、救助につなげることが期待されている。(加藤哲大、阪本高志)

■視界不良でも

衛星の位置情報を利用して、自律走行する除雪車(11月17日、北海道岩見沢市で)
衛星の位置情報を利用して、自律走行する除雪車(11月17日、北海道岩見沢市で)

 「地吹雪で視界不良になっても、自動化が実現すれば安全に作業ができる」。11月17日、北海道岩見沢市の道央自動車道で、開発中の除雪車(全長約8メートル、車幅約2メートル)の実演走行を終えたオペレーターの松田稔さん(40)は、納得の表情を見せた。

 東日本高速道路が手がけるこの除雪車は、ハンドルやアクセルなどの操作が不要な「自律走行」を目指す。核となる技術が、日本の準天頂衛星「みちびき」からの高精度位置情報だ。誤差わずか数センチとされ、除雪車に搭載する道路情報を合わせることで、視界が悪くても道路に沿って正確に走行できる。

 切り崩した雪を路外に飛ばす筒状の装置「シューター」の操作の自動化も進めている。実現すれば運転と除雪のために2人必要だった乗員が、緊急時に備えて1人が搭乗するだけでよくなる。東日本高速は「少人数で確実な除雪ができるようになる」として、2023年度以降の実用化を目指している。

1

2

3

無断転載・複製を禁じます
スクラップは会員限定です

使い方
2580240 0 社会 2021/12/08 13:02:00 2021/12/08 13:02:00 2021/12/08 13:02:00 測位衛星「みちびき」の位置情報などをもとに、高速道路の路肩を自律走行する除雪車(17日午前11時14分、北海道岩見沢市で)=松本拓也撮影 https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211208-OYT1I50050-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込み

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)