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鹿児島県・トカラ列島近海を震源とする激しい揺れが島々を襲った。9日午前、同県十島村・悪石島で震度5強を観測するなどした地震。周辺では今月4日以降、震度1~4の地震が200回以上、断続的に発生しており、各島の住民からは「いつまで揺れが続くのか」と不安の声が上がった。

悪石島で民宿を営む男性(69)は、海岸近くのバナナ畑に立ち寄ったところ、大きな揺れに見舞われた。「立っていることができずに、しゃがみこんだ。雷のようなゴロゴロという音が聞こえ、山の崖が崩れ、砂ぼこりが舞うのが見えた」と話す。
自宅にいた妻(76)から電話があり、互いの無事を確認。すぐに悪石島小中学校のグラウンドに避難した。2人とも無事だったという。
同小中学校によると、発生当時に登校していた児童・生徒8人は、全員グラウンドに避難。欠席していた1人も地震を受けてグラウンドに避難しているという。芝原寛教頭は「学校の被害状況は現在確認中。今までで一番大きな揺れだったが、皆落ち着いて行動し、混乱はなかった」と話した。
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