「施設で子供を縛っている」と情報あるのに調査せず…女児死亡で2審も市の責任認定

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 宇都宮市の認可外保育施設「託児室といず」(閉鎖)で2014年7月、宿泊保育中の山口 愛美利えみり ちゃん(当時9か月)が熱中症で死亡した事故を巡り、両親が市などに損害賠償を求めた訴訟の控訴審で、東京高裁は15日、市の責任を認めた1審・宇都宮地裁判決を支持し、市などの控訴を棄却する判決を言い渡した。矢尾渉裁判長は「市が十分な指導監督を行っていれば、事故は回避できた可能性が高い」と述べた。

東京高裁
東京高裁

 判決は、市が死亡事故の約2か月前に「施設で子供をひもで縛り動けないようにしている」などの情報を2件受けたのに、十分な調査や指導監督を行わなかったと指摘。市の対応は違法だったと認定した。その上で、1審と同様に、施設と元施設長に計約6300万円の支払いを命じ、市が約3分の1を連帯して賠償する義務があるとした。

 市は「判決の内容を精査し、今後の対応を検討したい」とコメント。東京都内で記者会見した愛美利ちゃんの母親(43)は「市の責任は施設と同等と考えているので残念。娘と共に最後まで戦う」と述べ、上告する意向を示した。

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