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打ち寄せる同じ主張、妄信生んだ情報の「偏食」…[虚実のはざま]第5部「解」を探る<3>

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同じ主張反響

 「あの時は完全に錯覚してしまっていた」

 大阪府内に住む40代の男性会社員が口を開いた。

 昨年の米大統領選で大規模不正が行われた――。男性は、そんな誤った言説を「間違いない」と思い込んだ一人だ。

 米国の政治に興味はなかったが、昨年11月に偶然、ツイッターで「メディアが不正を隠している」と主張する投稿を見つけた。その人物が引用している情報を見ていると、様々なアカウントが「おすすめ」として自動表示され、似たような投稿ばかり流れてくるようになった。

 <投票用紙が偽造されていた><トランプ大統領を陥れるための陰謀だ>

 男性も憤りを感じ、同調する発信を繰り返した。「みんな怒っている。大多数の意見だ」と疑わなかった。

 閉ざされた小部屋のような空間で、同じ主義主張ばかりが反響し、根拠がなくても共鳴しながら増幅されていく。「エコーチェンバー」と呼ばれるネット特有の現象だ。

 男性が、その落とし穴にはまっていたと気付いたのは4か月も後だった。

 男性の仕事はシステムエンジニア。「ネットの仕組みには精通していたつもりだったが、極端な声に影響されてしまった」と振り返った。

一部の人発信

 エコーチェンバーが、偽情報や陰謀論を氾濫させる温床になっている。その懸念は世界的に広がっている。米国で今年1月、選挙不正を信じた集団が、連邦議会議事堂を占拠する事件に発展したことも契機となった。

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使い方
2603820 0 社会 2021/12/17 05:00:00 2021/12/17 05:00:00 2021/12/17 05:00:00 エコーチェンバーが起こるメカニズムを調べた笹原准教授。分極化が起こりにくいSNSの仕組みを研究している(東京工業大で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211217-OYT1I50000-T.jpg?type=thumbnail

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