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奈良県教育委員会は16日、担当するクラスの生徒に、定期試験の問題を漏えいしたとして、県立御所実業高の男性教諭(57)を、停職6か月の懲戒処分にした。
発表によると、教諭は10月14日、担当する2年生のクラスで、定期試験と同じ内容のプリントを事前に配布した。別の教諭が気付き、試験問題を差し替えた。また、1年生の1学期期末試験と2学期中間試験の日本史Aでも、同様に問題を漏えいしていた。県教委の聞き取りに、教諭は「(担当するクラスの生徒が)1点でも多く点数を取れるようにと思った」と話しているという。
同高では事前にプリントが配布されたクラスと、それ以外のクラスでの点数の差を勘案した上で、今年度末に得点調整を実施するとしている。また、指導監督責任を問い、校長(55)を文書訓告とした。