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コロナ禍で飲食店からの配達需要が高まる中、宅配代行サービスの「ウーバーイーツ」は17日、静岡市葵区の静岡県自動車学校静岡校で配達員向けの交通安全講習を静岡県内で初めて実施した。

講習には、配達員7人が参加。県警などの協力を得て、県警交通企画課員と交通安全指導員の計10人が指導にあたった。
講習では、教習所のコースに立った指導員が「周囲の交通環境はすぐに変わる。地図の確認などで画面を注視する際は、止まって確認してほしい」などと説明。一時停止の重要性や、発進時は左右のほか後方まで確認することなどを伝えた。配達用のバッグを背負った参加者は、真剣な表情で話を聞いていた。
県警によると、今年、配達代行サービスの配達員の事故は、24件(12月13日現在)に上る。松本成立・企画指導管理官は「配達のプロとして、安全を優先してほしい」と話した。
講習に参加した静岡市駿河区の自営業男性(57)は、「自転車も車両と同じと実感した。歩行者の安全を確実に守っていきたい」と気持ちを新たにしていた。