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広島県大竹市沖で2014年1月、海上自衛隊の輸送艦「おおすみ」と釣り船が衝突し、釣り船の船長と乗員の2人が死亡した事故で、2人の関係者らが国に約5400万円の損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、広島高裁は22日、請求を棄却した1審・広島地裁判決を支持し、原告の控訴を棄却した。

原告は船長の内縁の妻の親族ら4人。訴状によると、14年1月15日午前8時頃、おおすみと釣り船が衝突して釣り船が転覆し、2人が死亡したほか、別の乗員が負傷した。

今年3月の地裁判決は「おおすみに衝突の危険を回避する注意義務があったとはいえない」として、原告の訴えを退けた。