1年の出来事を笑い飛ばし、新年の幸せを願う「
注連縄掛
神事」が23日、大阪府東大阪市の枚岡神社で行われ、氏子や参拝客ら約300人の笑い声が境内に響いた。
「笑」と書かれたマスクを着けて神事に加わる人ら(東大阪市の枚岡神社で)=東直哉撮影
「お笑い神事」とも言われ、天の岩戸に籠もった天照大神を同神社祭神・
天児屋根命
ら神々の笑いによって誘い出した神話にちなんだ行事として知られる。参拝客らはマスク姿で参加し、まずは3度、中東弘宮司(80)の先導で「あっはっはー」と高笑い。その後も約20分間、控えめに笑い続けた。
同市の主婦(72)は「コロナで大変だけど、神事ができるだけでも幸せ」と話した。