初の子どもの貧困実態調査、ひとり親家庭の3割が食べもの買えない経験…大学進学にも影響

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 政府は24日、子どもの貧困に関する初の全国実態調査の結果を公表した。ひとり親家庭の3割が食料が買えない経験があったと回答した。現在の暮らしについて、「大変苦しい」「苦しい」と答えた保護者は全体では計25%だったが、ひとり親家庭では計52%と、半数を超えていた。

 調査は2~3月、全国の中学2年生とその保護者5000組を対象に郵送などで実施し、有効回答は2715組だった。

 調査では、ひとり親家庭の置かれている厳しい状況が、子どもの生活や教育にも影響を与えている状況が浮き彫りになった。食料が買えなかった経験があった割合は、全体では11%で、ひとり親家庭の30%を大きく下回った。ひとり親家庭では、39%が衣服が買えなかった経験もあった。

 子どもの進学希望について保護者に尋ねたところ、「大学またはそれ以上」の答えが全体では半数だったのに比べ、ひとり親家庭では30%と低かった。進学先を「高校まで」と考える理由として、「家庭の経済的な状況」と答えたのは、全体では31%だったが、ひとり親家庭は47%だった。

 一方、新型コロナウイルス感染症の拡大による収入の変化については、「減った」と回答した割合は、収入が低い家庭ほど高かった。

 内閣府は、「収入が低い世帯やひとり親世帯が困難に直面している。大学への進学希望が低いなど、貧困の連鎖のリスクがある」と分析している。

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