ALS嘱託殺人被告の医師免許取り消し…韓国での免許取得確認できず

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 厚生労働省は24日、難病の筋 萎縮いしゅく 性側索硬化症(ALS)の女性患者に対する嘱託殺人罪などで起訴された山本直樹被告(44)について、医師国家試験の受験資格の認定要件を満たしていなかったとして、厚労相の職権で医師免許を取り消したと発表した。山本被告は韓国の医科大学を卒業し、同国の医師免許を取得したと申請していたが、それらの事実が確認できなかった。同省が詳しく経緯を調べている。

厚生労働省
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 厚労省によると、海外の医科大学を卒業し、海外の医師免許を取得した人で、一定の学力を持つと認定された場合、日本の医師国家試験の受験資格を得られると定めている。認定の申請には、現地の卒業証明書や医師免許などの提出が必要となる。

 山本被告は、2009年3月、韓国の医科大学を卒業し、同国の医師免許を取得したとして申請し、同年10月、受験資格の認定を受けた。翌年3月に日本の医師国家試験に合格し、同年5月7日付で日本の医師免許を取得していた。

 ところが、警察の要請を受けて同省が当時の申請書類を調べたところ、卒業証明書などが見つからなかった上、山本被告は韓国での滞在歴が医科大学を卒業できるほどの期間に満たず、同国の医師免許も持っていないことがわかった。同省は「医師国家試験の受験資格がなかった」として、山本被告の医師免許を取得日まで遡って取り消した。

 同省は山本被告への聞き取りも求めたが、拒否されたとしている。関係者によると、山本被告が申請を出した09年3月時点には、ともに起訴された大久保愉一被告(43)が医師免許を所管する同省医事課試験免許室に在籍していたという。

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