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【独自】「身代金」ウイルス、国内11病院が被害…救急搬送や手術に支障も

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 世界各地で重要インフラがサイバー攻撃にさらされる中で、国内で2016年以降、少なくとも11病院がコンピューターウイルス「ランサムウェア」による被害を受けていたことが、読売新聞の取材でわかった。救急搬送の受け入れや手術の停止、外来診療の制限などの被害が出ており、医療機関が攻撃対象になっている実態が浮き彫りになった。

新規患者の受け入れ停止を知らせる看板(徳島県つるぎ町の半田病院で)
新規患者の受け入れ停止を知らせる看板(徳島県つるぎ町の半田病院で)

 被害は16年1件、17年3件、18年1件、19年1件、20年0件だったが、21年は5件に急増。身代金を支払った病院は確認されなかった。すでに各病院では対策を講じている。厚生労働省はサイバー攻撃を受けた医療機関に報告を求めているが、発生件数は公表しておらず、ほかにも被害を受けたケースがあるとみられる。

 17年までの被害は、病院の業務用パソコンのメールが送受信できなくなったり、ファイルが開かなくなったりするなど比較的軽微なものが多かった。

 18年以降は、電子カルテや医事会計、コンピューター断層撮影法(CT)で撮影した画像の管理といった病院内の基幹システムが機能停止に陥る被害が確認されるようになった。

 これらの病院では、手書きでカルテを作成するなどの対応に追われ、外来診療を制限したり、救急搬送の受け入れや手術の中止に追い込まれたりした。電子カルテのバックアップも含めて感染した病院では、通常の診療体制に戻るまで数か月かかるケースもあった。

 システムを改修、再構築するため数百万~数千万円がかかっており、21年10月に発生した徳島県つるぎ町立半田病院の事例では、約2億円かかる見通しだ。

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2637745 0 社会 2021/12/29 05:00:00 2021/12/29 04:27:23 2021/12/29 04:27:23 新規患者の診察を停止した半田病院(11月26日午後2時59分、徳島県つるぎ町で) https://www.yomiuri.co.jp/media/2021/12/20211228-OYT1I50118-T.jpg?type=thumbnail

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