大阪のビル放火殺人事件、谷本盛雄容疑者が入院先で死亡…動機などの全容解明困難に

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 大阪・北新地のクリニックで起きた放火殺人事件で、一酸化炭素(CO)中毒による蘇生後脳症と診断され、意識不明の重体だった谷本盛雄容疑者(61)が30日午後、入院先の病院で死亡した。大阪府警が明らかにした。谷本容疑者の刑事責任を問うことはできなくなり、動機などの全容解明も見込めなくなった。

火災があった堂島北ビル(中央上)(読売ヘリから、12月17日撮影)
火災があった堂島北ビル(中央上)(読売ヘリから、12月17日撮影)

 事件は17日午前10時15分頃、大阪市北区曽根崎新地にある8階建て雑居ビルの4階に入る「西梅田こころとからだのクリニック」で発生。消防隊の到着時、クリニック内にいた患者ら26人は奥の診察室側で、いずれも心肺停止の状態で倒れていた。谷本容疑者は出入り口側で倒れており、最初に救急搬送されたとみられる。

 捜査関係者によると、谷本容疑者も心肺停止状態だったが、大阪市内の病院で治療を受け、人工心肺装置を使って、いったん蘇生。しかし、それまでに十分な酸素が届かなかったため、脳に深刻な損傷を負い、蘇生後脳症と診断された。

 府警によると、意識が戻らない状態が続いていたが、30日午後7時5分、死亡が確認されたという。

 患者ら26人のうち、25人は死亡。残る女性1人は重篤な状態が続いている。

 府警は谷本容疑者が計画的に大量殺人を図ったとみており、今後、供述以外の証拠を集め、容疑者死亡のまま、殺人と現住建造物等放火容疑などで書類送検し、大阪地検が不起訴にする。

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