原発事故で途絶えた神楽の音、11年ぶり復活…福島・南相馬で「火伏せ祭り」

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 福島県南相馬市小高区の貴船神社で9日、新年の恒例行事だった「火伏せ祭り」が11年ぶりに行われた。東日本大震災と原発事故で途絶えていたが、青空に神楽の音が響き渡り、氏子らは復活を喜んだ。

11年ぶりに復活した「火伏せ祭り」で披露された神楽(9日、福島県南相馬市小高区の貴船神社で)
11年ぶりに復活した「火伏せ祭り」で披露された神楽(9日、福島県南相馬市小高区の貴船神社で)

 境内には朝から約50人が集まり、軽快な笛や太鼓に合わせて迫力ある神楽を奉納した。お札などを焼く「どんと焼き」も行われた。一方、厄年の男性による 神輿みこし 巡行は人手不足や新型コロナウイルスの影響で中止した。

 貴船神社の創建は平安時代とされ、火伏せ祭りは明治時代の大火の後、火よけの願いを込めて受け継がれてきたという。祭りは2011年1月が最後で、2か月後の原発事故で1000人近くいた氏子らは各地に避難した。16年に避難指示が解除されたものの、帰還人口は伸び悩み、祭りの再開まで時間がかかった。

 氏子総代の佐藤 禎晃ただあき さん(82)は「やっとここまでこぎ着けた。住民の帰還や若者への継承につなげる契機としたい」と話した。

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