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新型コロナウイルスの新規感染者が12日、読売新聞の集計で1万人を超えた。1日あたりの新規感染者が1万人以上となるのは昨年9月9日以来で、約4か月ぶり。

オミクロン株の拡大で、国内の新規感染者はかつてないスピードで急増している。昨夏の「第5波」は、1000人台から右肩上がりで1万人に達したのは37日後だったが、オミクロン株が主流の今回の「第6波」は8日後と早かった。
12日の新規感染者は東京都2198人、大阪府1711人で、沖縄県は1644人と過去2番目に多かった。山口県(182人)や長野県(167人)など4県で過去最多となった。

第5波は昨年6月22日に1000人を超え、同7月29日に1万人に到達。今回は今月4日の1000人台からわずか9日で1万人を超えた。前週比で10倍以上に急増した日もあった。
厚生労働省によると、4日までの1週間の感染者を年代別にみると、20歳代が最も多く27%、30歳代は19%で、30歳代以下が6割を占めている。
感染者が1万人に達した時点の重症者数を比較すると、第5波が539人だったのに対し、今回は105人で2割以下にとどまっている。ただ、第5波はその後、2223人にまで増えた。今後、重症化リスクの高い高齢者に感染が拡大すれば、重症者もさらに増える恐れがある。