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山形県村山地域の民間の障害者支援施設で昨年、入所中の50歳代男性が施設を抜け出して行方不明となり、その後、遺体で見つかっていたことが12日、県への取材で分かった。

県障がい福祉課によると、同施設は知的障害者向けの入所施設。昨年10月12日の深夜、見回りをしていた職員が男性がいなくなっていることに気づいた。警察などと協力して捜索したところ、施設から約100メートル離れた屋外に、男性の名前が書かれたパジャマが脱ぎ捨てられていたという。11月下旬頃、施設から約1キロ離れた川の中で亡くなっている男性が見つかったという。
施設には外部と出入りできるドアが15か所あり、男性は無施錠だったドアから出たとみられるという。
施設はその後、再発防止のため、ドアを開けるとセンサーが反応する警備会社のシステムを導入し、フェンスを設置するなどした。
県は今後、県内の同様の施設に対して、事故について周知し、施錠確認の徹底などを呼びかける。施設を所管する自治体は昨年中に重大事故として消費者庁に報告している。