メモ入力
-最大400文字まで
完了しました
日本三大だるま市の一つとされる静岡県富士市・妙法寺の毘沙門天大祭で販売されるだるまへの「名入れ」作業が17日、同県富士宮市宮原の杉山ダルマ店で始まった。

昨年は新型コロナウイルスの影響で中止となり、今年は来月7~9日に規模を縮小して開催することが発表されたが、感染が再拡大しており、開催まで予断を許さない状況が続いている。
同店では、職人がだるまの顔の下や背面に、発注先の企業名などを手書きする作業が進められている。芦川博将代表(50)は「大祭直前まで作業に追われる」と話す。売り上げの7~8割が大祭がらみで、中止となった昨年は大量のだるまが行き場を失ったという。「手作りのだるまは顔つきがすべて異なる。気に入って選んでもらってこそ縁起物」と対面販売にこだわる芦川代表。「開催を固く信じている」と力を込めた。