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性感染症である梅毒の患者が群馬県内で増加している。昨年に確認された患者は前年の2倍超となる104人で、現在の調査方法になった1999年以降で最多となった。SNSを通じた出会いが広がり、不特定多数との性交渉が増えたことが一因とみられている。新型コロナウイルス感染拡大の陰で梅毒の増加は目立っていないが、県や専門家は危機感を強めている。

「過去の病気だという認識を改める必要がある」。性感染症に詳しい「セントラルクリニック伊勢崎」(伊勢崎市粕川町)の清滝修二院長はこう話す。
同院には毎年1~4人程度の患者が訪れていたが、昨年は8人に増え、清滝院長は驚きを隠せない。このうちの3人は、SNSを通じて知り合った人との性交渉が原因だと答え、相手と連絡が取れなくなった人もいた。