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違法な長時間労働をさせたとして、2度の是正勧告を受けた人気洋菓子店「パティシエ エス コヤマ」(兵庫県三田市)の運営会社が、2度目の勧告後も違法な長時間労働を続けていたことがわかり、伊丹労働基準監督署は21日、法人としての同社と幹部2人を労働基準法違反容疑で書類送検した。関係者への取材でわかった。2度の勧告に従わなかったことから、労基署は悪質性が高いと判断した。

関係者によると、幹部は製造部門と経営部門の2人。同社と幹部は2021年1月16日~2月15日の1か月間、従業員11人について、労使協定で合意した時間外労働の上限(月100時間)を超えて働かせるなどした疑い。
労基署は18年1月15日と21年1月14日の2回、製造部門の従業員らに100時間超の時間外労働をさせていたとして同社に是正勧告していた。しかし、その後の労基署の調査で、同社が2度目の勧告後も、長時間労働を是正していなかったことが判明。繁忙期のバレンタイン商戦と重なったことで、労働時間の改善に対応できなかったとみられる。
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