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「ガーンと下から突き上げられた後、横に揺られた」。大分、宮崎県などを22日未明、最大震度5強の揺れが襲った。各地で転倒などによる負傷者が相次いだほか、水道管の損傷による冠水も発生した。未明の強い地震に驚いた住民らは避難に追われ、余震への不安を抱えながら夜明けを待った。

震度5強を観測した大分市中心部では突然、3車線の道路のマンホールから水があふれ、一帯は深さ約10センチまで浸水した。車がマンホールのある車線を通らないよう警察官が交通整理にあたっていた。水は明け方までにはおおむね引いたが、近くのコンビニ店のアルバイト男性(32)は「ニュースで、店の近くで水があふれたと知って驚いた。朝に出勤してもまだ残っていた。次の揺れの可能性があるので冷静に対応したい」と話した。
市によると、市内では22日午前10時現在、水道管損傷が計8件確認され、道路が冠水し、県道などは一時全面通行止めとなった。市内の県道では、中央分離帯にあった街灯が倒れ、片側2車線の1車線を塞いだ。
同市勢家町の春日神社では石灯籠1基が崩れたほか、同市庄境の民家では木造の門が倒壊し、業者らが朝から門を解体し、撤去作業にあたっていた。