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さいたま市は新年度から、児童相談所に児童虐待の通報があった子どもの安全確認について、夜間対応などの一部を民間委託する方針を固めた。緊急性が低いとみられる案件に民間の人手を活用することで、児相職員が緊急度の高い事案に集中しやすくする。

市関係者によると、民間委託するのは、平日午後6時~午後9時と、土曜日の午前9時~午後9時。これ以外の時間帯や日曜日は、児相職員が対応する。
安全確認のための職員の家庭訪問は、保護者らが帰宅する時間帯に行われることが多く、この間は人手が不足してしまうという。専門的な知識やノウハウのある職員が緊急性の高い案件を担えるよう、これらの時間帯に民間の手を活用する。市は委託費用1360万円を新年度予算案に計上する。
市児相2か所への通報・通告件数は2020年度で3217件に上り、5年前の1・9倍に増加している。すでに県は、7か所の児相のうち3児相で安全確認業務を20年度から民間に委託している。