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昨秋以降、好天続きで水位が低下していた琵琶湖で26日、約5か月ぶりに水位が基準値となる0センチとなった。昨年11月27日に最大でマイナス69センチまで下がっていたが、昨年末以降、滋賀県下にまとまって雪が降り、一気にV字回復した形だ。

水位低下は昨年11月頃から深刻化し、漁船の航行に支障が出るなどしていた。マイナス65センチを下回ったことを受け、県は11月17日から約1か月間、「県水位低下連絡調整会議」を設置し、環境や漁業への影響を調べていた。
県流域政策局によると、基準値と同程度になるのは、2センチだった昨年8月24日以来。現在の水位は、同日の平年値(マイナス23センチ)を大きく上回る水準になっている。同局の担当者は「水位が無事回復し、ひとまず湖魚の産卵や漁への影響を心配しなくてすむ。引き続き水位を注視する」と話している。