ひきこもり女性を無理やり施設に入居、業者側と母親に55万円賠償命令

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 ひきこもりの人の自立支援を掲げる業者に無理やり自宅から連れ出され施設に入れられたとして、千葉県に住む30歳代の女性が、業者側や自身の母親に550万円の損害賠償などを求めた訴訟で、東京地裁は27日、業者側と母親に55万円の支払いを命じる判決を言い渡した。下沢良太裁判長は「意思に反して女性を連れ出し、施設に入所させた」と述べた。

東京地裁
東京地裁

 判決によると、女性の母親は2017年9月、自立支援サービスを提供していた「クリアアンサー」(解散)の子会社に、「女性は2年ほどひきこもっている」と相談。業者側に約235万円を支払い、自立した生活の支援をしてもらう契約を結んだ。女性は同年10月、同社の従業員4人に自宅から連れ出され、業者の管理する施設に入所させられた。

 判決は、女性が自宅を出るまでに業者や母親から計約7時間説得された上、施設でも出入り口付近に監視役がいる部屋に入れられ、外出の難しい状況に置かれたと指摘。女性は心的外傷後ストレス障害(PTSD)になるなど精神的苦痛を負ったとし、業者側と母親にそれぞれ賠償責任があると判断した。

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