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「お年寄り」は73歳、「おじいさん、おばあさん」は69歳、「シニア」は61歳――。一般に65歳以上とされている高齢者だが、呼び方によって人々がイメージする年齢が大きく異なることが、サントリーウエルネス(東京)のアンケート調査で分かった。
調査は昨年12月、全国の20~79歳の男女約1万900人にインターネットで実施した。呼び方でイメージする年齢を尋ねたところ、20歳代は「お年寄り」を70・0歳、70歳代は76・1歳と考えていた。全ての世代で70歳以上で、全体の平均は73・1歳だった。「おじいさん、おばあさん」の全体平均は69・0歳、「シニア」が61・6歳だった。
自分自身で感じる「実感年齢」を尋ねたところ、実際の年齢よりも全体平均で1・96歳、自分が若いと感じていた。20~30歳代は実感年齢が実年齢を上回る傾向があり、40歳代以降は実年齢よりも若く感じる傾向があった。実感年齢の若い人は美容やファッションへの関心が比較的高かった。
調査を監修した京都橘大の兒玉隆之教授は「外出や人との交流を楽しむことが、実感年齢を若く保つことにつながっているのではないか」と指摘している。