ハトの装飾の「登山口」標識に環境省「華美な印象」…取り外して再設置

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 北海道支笏湖の北岸に位置するイチャンコッペ山(829メートル)の登山口に設置されながら、環境省支笏洞爺国立公園管理事務所の指導で一度撤去されていた「登山口」の標識が今月、再び設置された。「華美な印象を受ける」と指摘されていたハトがはばたく装飾の部分は取り外され、シンプルなものとなった。設置者である恵庭山岳会の松田豊副会長(72)は「正しいあり方で設置することができてよかった」と安心している。

撤去された標識(松田さん提供)
撤去された標識(松田さん提供)

 もとの標識は、同山岳会に所属する有志らが昨年8月3日に設置。「かわいい」と登山者からの評判もよかった。しかし、国立公園内にあるため同管理事務所から、土地所有者である北海道開発局の許可を得るとともに、デザインも再検討するよう指導を受け、同月19日に撤去。恵庭市や同管理事務所と相談しながら、再設置への手続きを進めていた。

ハトの装飾を取り外して再設置された登山口の標識。後ろは恵庭市が設置している入山箱
ハトの装飾を取り外して再設置された登山口の標識。後ろは恵庭市が設置している入山箱

 開発局の許可は昨年12月23日付で得られ、恵庭山岳会は今年1月11日、装飾を取り外したデザインで環境省に申請。14日付で許可が下りた。これを受けて、同山岳会に依頼された恵庭市の職員が20日、現地に積もった雪を掘り起こし、もとの場所に改めて設置した。

 今回の問題に伴って、開発局に道路占用申請が出されていなかったことが判明した恵庭市設置の「入山箱」についても、占用許可が下りたという。

 松田さんらは昨年8月、登山口だけでなく、登山道の1~9合目にも、様々な動物をあしらった「合目標識」を設置したが、これらも土地所有者の許可を得ていなかったため、すべて撤去したという。「合目標識の再設置は難しいと思う。でも、登山口の標識は正式に認められたので、登山者に楽しんでもらえたらうれしい」と話している。

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