鈴木さんのルーツ、「鈴木屋敷」海南にあり…「7年前は本当にボロボロで」

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 「鈴木」姓のルーツとされる一族が住んでいた「鈴木屋敷」が和歌山県海南市にある。「鈴木屋敷復元の会」の会長を務める神出勝治さん(74)はかつての姿を取り戻そうと奮闘している。活動にかける思いや今後の見通しを聞いた。(聞き手・相間美菜子)

じんで・かつじ 海南市出身。2015年に「鈴木屋敷復元の会」会長、16年に海南商工会議所の会頭に就任した。1級建築士の資格を持ち、「神出建設企業」(同市)の会長も務める。趣味はゴルフ
じんで・かつじ 海南市出身。2015年に「鈴木屋敷復元の会」会長、16年に海南商工会議所の会頭に就任した。1級建築士の資格を持ち、「神出建設企業」(同市)の会長も務める。趣味はゴルフ

 ――この屋敷が「鈴木」姓のルーツといわれるのはなぜでしょうか。

 鈴木屋敷は藤白神社の敷地内にある木造平屋です。この神社は熊野古道にある九十九王子の中でも格式の高い五体王子のひとつで、いわば熊野信仰の拠点でした。この神社の神官を務めていたのが鈴木氏でした。

 平安末期以降、一族が全国に熊野信仰を伝える中で鈴木姓も全国に広まったといわれており、この屋敷がルーツだと言えるでしょう。

 ――かつては何に使われていたのですか。

 建てられた時期はわかっていませんが、江戸時代の「紀伊国名所図会」では、熊野三山を参詣する人たちの休憩所として描かれています。1942年に122代当主が亡くなってからは空き家となっていましたが、2015年に神社の境内の一部が国史跡となったのを機に、「屋敷を復元して地域おこしに」と神社や商工会議所関係者らで復元の会が発足しました。

 ――具体的な活動は。

 「紀伊国名所図会」をもとに、美しかった当時の姿を復元しようとしています。

 7年前は本当にボロボロで、屋敷の屋根は朽ちて落ちていて、シロアリが原因で柱は腐っていました。昔は屋敷の周りには立派な庭園が広がっていたそうですが、「これが庭?」というぐらいの荒れ具合でした。

 木が腐ってダメになっている柱は新しい木を継ぎ足して、庭は大きな池のある 池泉ちせん 庭園を建設中です。新型コロナのこともあり、先行きは不透明ですが、5月には上棟式をしたいと考えています。

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