「湖底のマチュピチュ」出現、50年前に沈んだ集落が姿見せる

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ダム湖の水位が下がり、姿を現した民家の石垣など(1月30日、愛媛県四国中央市新宮町で)
ダム湖の水位が下がり、姿を現した民家の石垣など(1月30日、愛媛県四国中央市新宮町で)

 愛媛県四国中央市新宮町の新宮ダムで、渇水のためダム湖の水位が下がり、50年近く前に湖底へ沈んだ民家の石垣などが姿を現した。新居浜市の別子銅山跡が「東洋のマチュピチュ」と呼ばれるのに対し、幻想的な風景は地元で「湖底のマチュピチュ」として知られる。

 新宮ダムは1975年の完成で、建設の際に民家100戸や公共施設4棟などの集落が湖底に沈んだ。渇水時期に一部が姿を現し、写真愛好家やハイカーらが見物に訪れるという。

 この集落で生まれ育った会社員の男性(71)は現在、近くの高台で暮らす。「かつては中央に幅10メートルの川が流れて両側に多くの民家があり、子どもの頃には素潜りで魚を捕った」と振り返り、「地元神社の氏子は4人になったけど、古里を離れる気はない。見物した人に、かつてのどかな生活があったことを感じてほしい」と願った。

 国土交通省吉野川ダム統合管理事務所は1月28日、少雨のため新宮、富郷、柳瀬の3ダムで利水確保貯水率が62・3%となり、渇水対策支部を設置。第1次取水制限として、四国中央市への工業用水の供給量を20%削減している。

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