諏訪湖の「御神渡り」、4季連続で現れず…「全面結氷と解氷の繰り返しだった」

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 諏訪湖の結氷面から氷がせり上がる「 御神渡おみわた り」を認定する 八剱やつるぎ 神社(長野県諏訪市)の宮坂清宮司(71)は3日、今季は御神渡りが現れない「明けの海」を宣言した。明けの海は4季連続で、記録が残る1443年(嘉吉3年)以降は76回目、平成以降は25回目となった。

諏訪湖を背に「明けの海」を宣言した宮坂宮司(右から2人目)ら(3日、諏訪市の舟渡川河口で)
諏訪湖を背に「明けの海」を宣言した宮坂宮司(右から2人目)ら(3日、諏訪市の舟渡川河口で)

 宮坂宮司と総代たちがこの日午前6時半過ぎ、諏訪市の舟渡川河口の観察地点で測った気温は氷点下1・5度、水温は1・7度。薄氷がわずかに張り、波に押されて「キュッ」と音を立てた。宮司は「(今季は)気温の起伏が大きく、寒気が続かないため、全面結氷と解氷の繰り返しだった」と総括。「明けの海だったと(神前に)祝詞で言うが、それでも高木の浜(下諏訪町)の異様な状況は奉告する」と語った。

 「異様な状況」とは1月18日頃、下諏訪町南高木の東側湖岸に、厚さ約15センチの氷塊が大量に打ち上げられた現象。原因は西からの強風だ。御神渡りの出現には、湖面の全面結氷が肝心だが、1月下旬以降は湖心から岡谷市湊にかけてほとんど凍らず、凍ってもすぐに解ける状態が続いた。

 宮司は「今まで見たことのないような氷の山脈」と振り返り、<あなおそろ いとうるはしや 重なりし 青き氷は 陽を かえ しおり>との歌を披露した。神前に結果を伝える「注進奉告祭」は19日に行われる。

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