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諏訪湖の結氷面から氷がせり上がる「

宮坂宮司と総代たちがこの日午前6時半過ぎ、諏訪市の舟渡川河口の観察地点で測った気温は氷点下1・5度、水温は1・7度。薄氷がわずかに張り、波に押されて「キュッ」と音を立てた。宮司は「(今季は)気温の起伏が大きく、寒気が続かないため、全面結氷と解氷の繰り返しだった」と総括。「明けの海だったと(神前に)祝詞で言うが、それでも高木の浜(下諏訪町)の異様な状況は奉告する」と語った。
「異様な状況」とは1月18日頃、下諏訪町南高木の東側湖岸に、厚さ約15センチの氷塊が大量に打ち上げられた現象。原因は西からの強風だ。御神渡りの出現には、湖面の全面結氷が肝心だが、1月下旬以降は湖心から岡谷市湊にかけてほとんど凍らず、凍ってもすぐに解ける状態が続いた。
宮司は「今まで見たことのないような氷の山脈」と振り返り、<あなおそろ いとうるはしや 重なりし 青き氷は 陽を