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中国や韓国産のアサリが「熊本県産」として大量に流通していた問題に絡み、熊本県玉名市は9日、ふるさと納税の返礼品から「県産アサリ」の加工品を外したことを明らかにした。市内の業者が、産地証明書を改ざんして市に提出していたことが判明したためという。

市によると、産地偽装問題を受け、3日にふるさと納税のサイトでのアサリ関連の商品3点の取り扱いを停止し、業者に原産地の確認を求めた。県内の漁場でとったことを示す証明書の提出を受け、再開しようとしていたものの、外部から「漁場では取り扱っていないのではないか」との指摘があり、再調査した結果、業者が約10年前の産地証明書の日付のみを「令和3年12月27日」と改ざんして提出していたことがわかった。
市の聞き取りに、業者は「古い証明書しかなく、安易に書き換えてしまった」と釈明する一方、「アサリは地元の漁師から仕入れた」と説明しているという。市は、この業者が取り扱うアサリ以外の返礼品3点もサイトから削除した。
市地域振興課は「改ざんがあったことは遺憾。今後の対応を検討している」としている。