「雪の宿」の三幸製菓火災、避難ドア開けられず逃げ遅れた可能性…バイト4人は訓練不参加か

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 新潟県村上市の米菓製造大手「三幸製菓」荒川工場で従業員ら5人が死亡した火災で、亡くなったアルバイト女性4人(68~73歳)は、建物東側の防火扉近くで倒れていたことが県警への取材でわかった。工場では出火後、停電も発生。同社関係者によると、アルバイトは工場の避難訓練に参加していなかったとみられ、県警は、暗い中で扉に付随する避難用ドアを開けられずに逃げ遅れた可能性があるとみて調べている。

全焼した三幸製菓荒川工場の実況見分に向かう捜査員ら(14日午前9時7分、村上市長政で)
全焼した三幸製菓荒川工場の実況見分に向かう捜査員ら(14日午前9時7分、村上市長政で)

 村上市消防本部によると、工場では米菓を焼いたり、乾燥させたりする過程で出たカスが燃えるぼやや、部分焼がこれまでに8件発生している。年2回避難訓練が行われていたが、複数の従業員は取材に対し、「社員ではないので、アルバイトは訓練に参加していなかった」などと話した。

 アルバイトの一人は「掃除をしていたらバチッという音がして停電し、真っ暗になった。煙も充満し、誰かにつかまらないと歩けない状態だった」と振り返った。防火扉が閉じて外に出られず、「誰かがたまたま脇に避難用ドアがあることに気づき、逃げることができた」と語った。

 また、県警幹部によると、建物中央の燃え方が特にひどく、そこから東西に燃え広がったとみられる。一部の従業員は「菓子のカスから火が出た」などと説明しているという。

 火災では、製造工程担当の20歳代の男性従業員2人が行方不明で、県警と消防は14日も捜索を続け、出火原因の特定を進めている。

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