劣悪環境でシバ犬122匹、飼い主「数えたことはなかった」…鳴き声や悪臭に近隣から苦情

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 長野県東御市の民家で約120匹のシバ犬が劣悪な環境で飼育されていたことが、上田保健所や動物愛護団体への取材でわかった。数多く飼いすぎて適切に管理できない「多頭飼育崩壊」の状態に陥ったとみられる。

東御市の民家で飼育されていたシバ犬(関係者提供)
東御市の民家で飼育されていたシバ犬(関係者提供)

 NPO法人「一匹でも犬・ねこを救う会」(上田市)によると、飼育されていたシバ犬は成犬100匹、子犬22匹の計122匹で、昨年3月~今年1月に全て保護した。高齢夫婦の木造2階住宅で飼われていたが、床には排せつ物が 堆積たいせき していたという。けがや妊娠が確認された犬もいた。

 近隣住民から鳴き声や悪臭の苦情が寄せられ、同保健所は2014年12月と21年2、8、11月、飼い主宅を訪問したが、家の中に入ることを拒否されたという。同保健所食品・生活衛生課は「実際に飼育状況を確認できなかったため、多頭飼育に気づけなかった」としている。

 飼い主の女性は読売新聞の取材に、40年以上前から飼い始めたと明かし、「夫が体調を崩し、自分一人で飼育していたが、犬の数を数えたことはなかった。世話をすることが生きがいで愛情を持って育てていた」と語った。

 同会は県内外の8団体と連携して譲渡を進めている。同会会員で県動物愛護推進員の横山由佳里さん(40)は「家族や行政が異変に気づくべきだった。飼い主の孤立を防ぐ方法を考えることも必要ではないか」と話している。

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