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新型コロナウイルスワクチンの3回目接種が、64歳以下の「現役世代」で進んでいない。3月末時点で接種可能な人のうち、未接種者は24%(760万人)に上る。全国の新規感染者は増加傾向に転じており、自治体などは接種促進を目指している。

厚生労働省のデータなどによると、2回目の接種から一定期間が過ぎて3回目の対象となった人は、3月末の時点で、65歳以上の高齢者が3242万人、64歳以下の現役世代(医療従事者を含む)が3130万人。このうち、まだ接種していない人は、高齢者は8%(267万人)だが、現役世代は24%(760万人)に上る。
一方で全国的に感染の再拡大の傾向がみられ、中でも若者への感染の広がりが懸念されている。東京都内では新規感染者(3月29日~4月4日)の半数が20歳代以下だった。厚労省の助言機関座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は6日の記者会見で「接種が進めば感染予防効果が高まるのは間違いない」と指摘した。
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3回目接種を促進するため、東京都は8日、接種者を対象に、上野動物園(台東区)の双子のジャイアントパンダ「シャオシャオ」(オス)と「レイレイ」(メス)の優先観覧券が抽選で当たるキャンペーンの受け付けを始めた。