脱線で大破した車両、18時間後に救出され重傷負った男性…退院後に続ける「コンサート」の意味

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 乗客106人が亡くなった2005年4月のJR福知山線脱線事故から17年を迎えるのを前に、重傷を負った兵庫県伊丹市職員の山下亮輔さん(35)が17日、犠牲者を追悼するために川西市内の寺で開かれたチャリティーコンサートに参加し、ギターの弾き語りを披露した。家族や医療関係者ら多くの人に支えられ、挫折を乗り越えてきたといい、「歌うことで、人とのつながりの大切さを伝えたい」と願う。(加藤あかね)

ギターの弾き語りで歌を披露する山下さん(川西市で)
ギターの弾き語りで歌を披露する山下さん(川西市で)

 18歳だった05年4月25日、伊丹市の自宅から大学に通う途中で事故に巻き込まれ、大破した列車の1両目に閉じ込められた。18時間後に救出されたが、両脚が長時間圧迫され、筋肉が 壊死えし する「クラッシュ症候群」と診断を受け、10か月の入院生活を送った。今も両脚には装具をつけ、歩く時にはつえを使う。

 もともと無口な性格だったが、事故直後は全く話さず、感情を外に出さなくなった。心配した看護師らが丁寧に話を聞いて、リハビリに寄り添ってくれたことが、「心の治療」につながったと感じている。「けがをしたという身体的な部分以外は、全部プラスの経験だったと思える」

 退院後に続けているコンサートや講演では、心の葛藤や支えてくれた家族、看護師らへの感謝を歌詞に込めたバラード「君と歩く道」を歌うようにしている。

 ♪大きな闇に取り囲まれても 君がいてくれる事が光となり 一歩踏み出す勇気となる

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