県庁所在地なのに防犯カメラ7台だけ、市は不正アクセス懸念…専門家「プライバシー保護は可能」

スクラップは会員限定です

メモ入力
-最大400文字まで

完了しました

 青森県内の人口上位3市や各防犯協会が市内に設置している防犯カメラの台数は、八戸市が298台、弘前市が約130台なのに対し、青森市は7台と大きな開きがあることが22日、読売新聞の調べでわかった。八戸市と弘前市では犯罪抑止の効果を重視するが、青森市ではデータ悪用の危険性を懸念し、姿勢の違いが表れた形だ。専門家は設置の必要性を強調するとともに、対策を取ればプライバシー保護は十分可能と指摘する。

小学校の敷地に設置された防犯カメラ。作動中の横断幕を掲げることも抑止効果がある(12日、八戸市立旭ヶ丘小で)
小学校の敷地に設置された防犯カメラ。作動中の横断幕を掲げることも抑止効果がある(12日、八戸市立旭ヶ丘小で)

 八戸地区連合防犯協会は2019年度から市立小中学校の敷地や通学路などに計298台の防犯カメラを設置した。設置費用は企業や団体からの支援金のほか、八戸市の補助金6600万円を充てた。3月に八戸署で行われた報告会で、協会長の熊谷雄一市長は「犯罪が起きた時も犯人の早期検挙に一役買ってくれると期待している」と力を込めた。

 八戸市が設置を進める背景には、新型コロナウイルスにより登下校の見守り活動が縮小したことがある。地域の見守りの目を防犯カメラで代用するのが狙いだ。防犯協会事務局によると、子どもへの声かけ事案が起きた際、防犯カメラの映像から声かけした人物を特定し、注意指導したケースもあるという。

 弘前市は、市が主導して約130台を設置・運営している。市民の要望を受け、14年度に弘前大周辺に20台、全市立小中学校の敷地に各1~3台、一部の都市公園に8台を設置。21年度は住民の要望が強かった市立東小がある東地区に12台を加えた。市市民協働課の担当者は「設置にあたっては住民への説明も丁寧に行っている。(情報管理の面では)自治体が管理するほうが安心感もあるのでは」と話す。

1

2

スクラップは会員限定です

使い方
「社会」の最新記事一覧
2947375 0 社会 2022/04/24 11:24:00 2022/04/24 13:09:52 2022/04/24 13:09:52 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/04/20220422-OYT1I50135-T.jpg?type=thumbnail

ピックアップ

読売新聞購読申し込みキャンペーン

読売IDのご登録でもっと便利に

一般会員登録はこちら(無料)