強風・うねり、天候にらみ続く捜索…範囲拡大しロシア側と調整の可能性も

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北海道・知床岬の沖合を捜索する自衛隊の航空機(25日午前11時、読売ヘリから)=川口正峰撮影
北海道・知床岬の沖合を捜索する自衛隊の航空機(25日午前11時、読売ヘリから)=川口正峰撮影

 北海道・知床半島の観光船事故で、新たに死亡が確認されたのは幼い子供だった。発生から3日目。乗客乗員26人のうち、これまでに11人が見つかったが、全員の死亡が確認されている。25日午前、海上保安庁や地元自治体などは乗客の家族らに捜索状況を説明。午後も海が荒れるとの予報があり、関係者は焦燥に駆られている。

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 「人らしきものを発見した」。24日午後8時55分頃、この夜に捜索に加わった道の漁業監視船「海王丸」から、海保の巡視船に無線連絡が入った。体の大きさから、子供であることは明らかだった。これまで10人が発見された知床岬西側の突端付近とは異なり、岬の東側に14キロ余り離れた海上に流されていた。海保は25日午前、死亡を確認したと発表した。

 幼い命が失われたとの情報は、地元住民や旅行者にも伝わり、悲しみを広げた。横浜市から家族3人で知床を訪れた会社員(50)は「自然の中で動物を見るのを楽しみにしていただろう。冷たい海の中に投げ出されたことを考えると、悲しい気持ちになる」と話した。

 25日午前に捜索状況を報道機関に説明した第1管区海上保安本部の中村至宏総務部長によると、子供の救助時、現場海域では南から12メートルの強い風が吹き、海面には高さ1・5メートルの波と2メートルのうねりがあった。中型の船では救助できず、大型の巡視船を呼んで対応したという。

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