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北海道・知床半島の沖合で乗客乗員26人が乗った観光船「KAZU I(カズワン)」が消息を絶った事故で、第1管区海上保安本部は28日、半島東側の羅臼町沖の海上で男性3人を新たに発見し、死亡を確認したと発表した。行方不明者の発見は4日ぶり。死者は計14人となった。1管などは残る不明者12人と船体の捜索を続けている。

発表によると、3人のうち2人は午後4時8分、海上自衛隊の船が知床岬の南南東23・9キロで、もう1人は午後5時27分、道所属の船が同23キロで発見した。いずれもライフジャケットを着用していた。

カズワンは半島西側で遭難したとみられるが、3人は周辺の複雑な海流により、知床岬を回り込むようにして発見現場まで流された可能性がある。事故は23日午後に発生し、24日午前に知床岬付近で男女10人、24日夜に岬の東14・5キロの海上で3歳の女児1人が見つかっていた。
