木村花さん母「中傷で心ボロボロ」、池袋暴走遺族・松永さん「厳罰化や迅速な情報開示を」

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 SNSで 誹謗ひぼう 中傷を受けて亡くなったプロレスラー木村花さん(当時22歳)の母・木村響子さん(45)と、東京・池袋の暴走事故遺族の松永拓也さん(35)らが4月24日、東京都内で初の対談を行った。

自身が受けた中傷被害について語る松永さん(左)と、話に耳を傾ける木村さん
自身が受けた中傷被害について語る松永さん(左)と、話に耳を傾ける木村さん

 松永さんが所属する関東交通犯罪遺族の会(あいの会)代表理事の小沢樹里さん(41)と、木村さんが設立したNPO法人で活動する佐藤大和弁護士(39)も加わり、中傷被害の実態や対策を語り合った。人の心を深く傷つけ、時に命を奪うことさえある誹謗中傷をなくしていくためにはどうすれば良いのか。4人による対談を詳報する。

当事者の思い

SNS上の誹謗中傷について語る木村響子さん
SNS上の誹謗中傷について語る木村響子さん

  木村  昨年、花の誕生日の9月3日にNPO法人「 Remenberリメンバー   HANAハナ 」を設立し、SNSの誹謗中傷を終わらせるための活動を行っています。メディアの取材を受けたり、署名を集めたりしているほか、講演や学校での授業、絵本の読み聞かせも行っています。

 本日の対談は、3月に松永さんから誹謗中傷のことで何か一緒にできないかと連絡をいただき、ともに声を上げることで多くの人の心に響いたら良いなと思って、こういう場を設けることになりました。

  小沢  あいの会は交通事故遺族の悲しみを共有する場として、2012年に設立しました。交通事故の遺族になると、悲しみや苦しみ、生活環境の変化、そして誹謗中傷などの問題が出てきます。遺族がひとりで問題を抱え込まないような社会を作りたいという思いで活動しています。

  佐藤  まず、誹謗中傷の当事者や家族としての思いというテーマでお話をお願いします。

  木村  私と花に対する様々な誹謗中傷に対して、泣き寝入りすることなく、裁判をしてきました。誹謗中傷を受けた人は心に大きな傷を負っていて、ただでさえボロボロな中で相談窓口を探したり、弁護士を探したりすることの一つ一つが負担になっています。多額の費用や長い時間もかかります。

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2965719 0 社会 2022/05/01 12:49:00 2022/05/01 15:16:19 2022/05/01 15:16:19 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/04/20220430-OYT1I50104-T.jpg?type=thumbnail

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