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山形県長井市と飯豊町にまたがる、やまがた百名山の熊野山(670メートル)に登り、夜明けの散居集落を見渡す“絶景ツアー”の下見が12日、行われた。

ツアーは、一般社団法人「やまがたアルカディア観光局」が企画し、今年が3年目。案内する地元の山岳ガイド、八木文明さん(68)は「夜明け前に登り始め、時間によって色合いが変わっていく様子を見られるのが魅力」とアピールする。
この日は午前3時頃、長井市平山の道照寺平スキー場ロッジ前を出発し、熊野神社前で日の出を待った。鳥の鳴き声が聞こえ始めた同4時半過ぎ、雲間から朝日の強い光が差し始め、水を張った水田が30分ほどかけてオレンジ色に徐々に染まった。田植え時期だけに楽しめる光景だ。
山頂を目指す道中にある展望台からは長井ダム、山頂付近では置賜盆地を見下ろすことができた。ロッジには同7時頃に戻った。
同観光局メンバーで初参加という澤出真紀さん(55)は、「いつも写真で見ていたので、ワクワクしながら登った。達成感のあるハイキングのようだった」と振り返った。
料金は税込み3300円で、20日~6月5日に計9回開催する。問い合わせは、同観光局(0238・88・1831)へ。