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神奈川県は、県内のホームレスが今年1月時点で前年同期比151人減の536人となり、調査を始めた2003年以降の最少を更新したと発表した。

県生活援護課によると、ホームレスが確認されたのは14市町で、横浜市が285人と最も多く、川崎市が161人、平塚市が23人、厚木市が17人と続いた。横浜、川崎で県全体の8割を超えた。生活している場所は、公園が25・7%と最多で、河川が23・7%、道路が19・2%だった。
調査は厚生労働省による全国調査の一環で、神奈川県は大阪府の966人、東京都の770人に次いで多かった。ただ、減少幅は全国で最も大きかった。
県内のホームレスは、07年の2020人をピークに現在は4分の1ほどまでに減った。県は住宅に入居した場合の家賃補助、生活費の貸し付けや就労支援などに力を入れ、12年連続の減少につなげたとして、同課の担当者は「コロナ禍にあっても増加はしていない。長年の取り組みの成果が出ている」としている。