蹴られたり鼻で突かれたりする事故絶えず…「寒立馬」放牧、今年は中止

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 青森県東通村の県天然記念物「 寒立馬かんだちめ 」に、異変が起こっている。尻屋埼灯台付近で例年4~12月に行われてきた放牧が見合わせられ、灯台から離れた一部エリアで柵に囲われて暮らしている。観光客が馬に蹴られるなどの事故が絶えないためだが、観光客からは「さみしい」との声も聞かれている。(古林隼人)

柵で観光客と仕切られる寒立馬(3日、東通村で)
柵で観光客と仕切られる寒立馬(3日、東通村で)

 大型連休まっさかりの今月3日。尻屋崎の入り口付近の10ヘクタールほどの土地では、15頭の寒立馬が白い柵の中でたたずんでいた。

 尻屋崎では長年、防風林に囲われた一画に馬を集める冬季を除き、約670ヘクタールの敷地内を人と馬が自由に行き来できた。海や灯台を背景にのんびりと草をはむ寒立馬の姿を間近で見られるとあり、多くの観光客を呼び寄せてきた。

 ただ、村によると、観光客が馬に蹴られたり、鼻で突かれたりする事故が、毎年1件ほどのペースで発生している。背後から急に近づいて馬を驚かせたり、飼い犬などを放って馬を刺激したりすることが原因だ。

 2019年には、未就学の男児が顔などに打撲を負った。村は20年から、馬と距離を取るよう求めるチラシを作って注意を促してきたが、昨年7月には、観光客に近づかれた馬が走り出し、その先にいた別の観光客が顔の骨を折る重傷を負った。馬と衝突した可能性がある。

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