北のIT技術者、ハンドルネームで仲介サイト登録…チャットで業務進めビデオ会議断る

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 中国在住の北朝鮮のIT技術者が、知人の男名義で日本のアプリの開発を請け負い、報酬を不正送金させていたとされる事件で、技術者の男はネット上の仲介サイトにハンドルネームで登録し、顔を見せることのないチャット形式で業務を進めていたことが、捜査関係者への取材で分かった。神奈川県警は、身分の偽装が容易なネットのサービスを利用し、外貨獲得に動いていたとみて調べている。

神奈川県警察本部
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 県警の発表では、この技術者は、不正送金に関与したとして銀行法違反(無許可営業)の疑いで書類送検された韓国籍の男(57)の名義で、フリーランスとして仲介サイトに登録し、日本企業からアプリの開発を受注していた。

 首都圏のアプリ開発会社代表の40歳代男性によると、技術者は数年前、同様のサイトに「日本在住」としてハンドルネームで登録していた。大手地図会社などのアプリ開発を依頼した際に身元照会を求めると、今回の事件で書類送検された韓国籍の男の旅券を提示されたという。

 業務上のやりとりをしたチャットでは丁寧な日本語が入力されていたが、オンラインのビデオ会議を要求すると、「言語の問題で難しい」と断られたという。代表の男性は「あえて対面を避け、翻訳ソフトでチャットをしていたのかもしれない。納期を守り、不具合にもすぐに対応してくれて信頼していたが、実際は北朝鮮の技術者だったとは。だまされたという思いで、残念だ」と振り返った。

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