少年が車にはねられ、辺りは血の海…「この子を動かすべきではない」運転手を諭し適切対処

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 車にはねられた少年を適切に救助し、二次被害も防いだとして、栃木県警宇都宮東署は19日、宇都宮市鶴田町の警備会社社員、関康平さん(25)に感謝状を贈呈した。

早藤晴樹署長(右)から感謝状を受け取る関さん(19日、宇都宮東署で)
早藤晴樹署長(右)から感謝状を受け取る関さん(19日、宇都宮東署で)

 事故が起きたのは宇都宮市道場宿町の県道交差点。同署によると、工業団地につながる片側2車線の道路で、夜間も交通量が多い。ここで4月22日午後7時40分頃、自転車で道路を横断していた10歳代の少年が乗用車にはねられ、乗用車からみて対向車線の右折レーン付近まで飛ばされた。

 対向車線を運転していた関さんは少年に気づき、「このままだとさらにひかれる。後続車をブロックしなければ」と、とっさに右折レーンへ移動して停車。後続に注意喚起するため、発炎筒をたいた。

 少年に意識はあったが、頭を強く打ち、辺りは血の海だった。はねた車の男性は動揺して少年の体を揺すりながら「大丈夫か」と声をかけていた。

 関さんは出血の状況から「この子を動かすべきではない」と判断し、男性を落ち着かせ、少年には楽な姿勢を取るよう指示。事故で飛散した破片などを片づけながら、警察と救急の到着を待った。

 少年は一命を取りとめ、父親が関さんの会社に電話で「頭部を骨折していたので、体を揺らしていたら危なかった。お世話になりました」と伝えたという。関さんは「とにかく冷静になり、助かる確率が増えることを考えた。今後も率先して困っている人の助けになりたい」と話した。

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