「行ってきますと出た後、ただいまの言葉聞けず」…飲酒運転事故で19歳の娘失う

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 犯罪被害者の心情を知ってもらい、飲酒運転の根絶につなげようと「命の大切さを学ぶ教室」が20日、金沢市の北菱電興で開かれ、「全国被害者支援ネットワーク」の理事で、娘を飲酒運転の事故で亡くした和気みち子さん(65)が同社の社員約70人に対面とオンラインで講演した。

飲酒運転撲滅ステッカーを紹介し、被害者の気持ちなどを語る和気さん(20日、金沢市古府の北菱電興で)
飲酒運転撲滅ステッカーを紹介し、被害者の気持ちなどを語る和気さん(20日、金沢市古府の北菱電興で)

 4月の道路交通法施行規則の改正にともない、白ナンバーを使う事業所でも飲酒検査が義務化されたことを受け、交通安全の意識を高めてもらおうと、石川被害者サポートセンターなどが開催した。

 和気さんは2000年7月、飲酒運転のトラックによる事故で娘の由佳さん(当時19歳)を亡くした。和気さんは「『いってきます』と言って家を出た後、『ただいま』は聞けなかった」と当時を振り返り、「何げない言葉だが、生きているからこそ言える」と語った。また、「被害者の気持ちに配慮した周囲の支援が必要」と訴えた。

 会場には、由佳さんと同じ大きさの人の形をしたパネルが展示された。胸の部分には亡くなる4か月前に撮影された写真が貼られ、足元にはお気に入りだったという靴が置かれていた。

 講演を聞いた同社の武部隆佑さん(29)は「仕事柄、車で移動することが多い。家族のためにも事故に気をつけようと思った」と話した。

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3021711 0 社会 2022/05/22 23:58:00 2022/05/23 00:03:22 2022/05/23 00:03:22 https://www.yomiuri.co.jp/media/2022/05/20220522-OYT1I50056-T.jpg?type=thumbnail

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