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振り込め詐欺の被害を寸前に防いだとして、兵庫県警宍粟署は20日、宍粟市内の自営業の女性(46)に感謝状を贈った。

署によると、女性は今月4日午後、市内の金融機関で、70歳代の女性が携帯電話で話しながら現金自動預け払い機(ATM)を操作しているのを見つけた。不審に思い、「何か困っているの?」と声をかけて電話を代わってもらうと、電話口の男から「インターネットの利用料金を請求している」と説明されたため、特殊詐欺だと判断。電話を切って110番した。
この日、署で宮村卓也署長から感謝状を受け取った女性は「人との関わりが薄れているなか、声をかけて犯罪を防ぐことができてよかった」と話した。
市内では昨年、特殊詐欺の被害届が1件あった。今年はないものの、相談は3月末までに9件あり、署は注意を呼びかけている。