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北海道・知床半島沖で観光船「KAZU I(カズワン)」が沈没した事故は23日、発生から1か月となる。これまでに乗客14人の死亡が確認され、乗員を含む12人の行方は分かっていない。北方領土・国後島の西岸では、乗船者の可能性がある2人の遺体が見つかっている。
カズワンは深さ約115メートルの海底に沈んでいる。引き揚げ作業は22日、強風などのため実施されなかった。23日に再開する予定で、22日夕には海上保安庁と契約した専門会社「日本サルヴェージ」の作業台船が、沈没地点の海域に向かった。

第1管区海上保安本部は22日も、国後島周辺を含む広い海域で行方不明者の捜索を続けた。また、強風や高波が予想される中で出航を決めた運航会社「知床遊覧船」(北海道斜里町、桂田精一社長)の判断などを巡り、業務上過失致死の疑いで捜査している。